「当別町PPAソーラー発電説明会」参加報告
事業概要
- 導入により役場で使用する電力を自給可能となる
- 役場の年間電気代が 7,000万円 → 6,000万円 に削減できる
- 発注先は3社による共同企業体 > 1社は帯広の会社、2社はKDDIのグループ企業
参加状況(2日合計)
- 町民の会から:3名参加
- 町内会から:5名参加
- 町内会の参加が少ないことについて町内会長さんは謝意を示していた
要望など
- 除草対策としてパネル下には防草シートを敷設する
- 雪捨て場として利用できなくなるため、町内会から対策を求める要望が出ていた
- 町民の会からの要望を受け、役場は全町民を対象とした説明会を開催したい意向を示していた
参加した町民の会メンバーの感想
・説明会は事後報告であり、役場は住民への事前通知義務を怠ったことは理解しがたい
・説明会に先立って行われた役場担当者と町民の会との懇談会では、事後報告になったことについての謝意が示され、今後は連絡を密にしていくことが確認できた
・共同企業体のうち2社は大手のグループ企業であり地元の企業ではないため、三菱商事の洋上風力撤退のように採算性を理由に撤退する可能性がないか心配である
・自治体と連携した事業は企業にとって魅力的であるため、利益優先になり住民の要望が排除されないように監視していきたい
遊佐課長との懇談会の日程について
日時:2025年10月6日(月)13:30~1時間程度
場所:当別町役場大会議室
集合場所:参加可能者は役場1階に集合する
◎参加者は、景観条例に関する役場への要望や確認事項など各自準備しておくこと
再エネ条例の進捗状況の報告
・役場の担当者とゾーニングについて検討を進めている
・罰則規定を設けず禁止区域の設定だけで規制を強化するのは難しいので、引き続き役場にも打診していく
国土利用計画法違反に関する石狩振興局への対応
・追加の書類について、北海道にたいして情報開示請求を申請中
・資料がそろい次第、石狩市のメンバーと擦り合わせを行い今後の対応を相談する
「石狩市民の会」学習会に参加した報告
・再エネ開発による地滑りへの影響について詳しく報告されていた
地すべり地形分布図 第46集 「札幌・苫小牧」収録図面
・再エネとは別件で、手稲山口の新幹線トンネル工事の残土処理について報告があった
・ヒ素を含んだ残土が大量に積み上げられている
・非汚染残土を転売するための敷地を確保するために、カシワ林の防風林が伐採されている
・学習会の参加者は約30人で、議員さんの参加は1名のみです。
議事録後記
行政と事業者が結託し、都合よく計画を変えながら進めていく例として、神宮外苑再開発の事例を紹介します。
「約束が守られない」「情報が出ない」「既成事実を積み重ねる」という構造的な問題がよくわかります。
神宮外苑再開発で起きていること
- 約束と違う計画
事業者は「野球場を10mセットバックしていちょう並木を守る」と発表したのに、実際の計画変更では元の位置のまま。 - 小出しの変更申請
大きな修正は後回しにして、ラグビー場の軽微な変更だけ申請・認可。全体像が示されないまま工事を進めようとしている。 - 情報公開の不透明さ
東京都は変更内容を詳しく公表せず、住民が全体像を把握できない状況が続いている。 - 裁判中でも既成事実化
訴訟で争っている最中にも伐採や敷地処分を進め、後戻りできない状況を作っている。 - 行政の姿勢の問題
本来市民の利益を守るべき東京都が、事業者寄りで制度をねじ曲げ、環境アセスや市民参加を軽視している。