カーボンフリーと生物多様性の両立とはなにか、もっとうまいやり方があるんじゃないか。それを考える時間を地方の私たちにも与えてください。
以前住んでいた浦安の漁協は、本州製紙の悪水放流や京葉工業地帯の埋め立て工事により漁業権を全面放棄した。隣の行徳や船橋だって将来に不安を抱いただろうが漁業を続けた。権利放棄の見返りもいろいろあったようだが、それから50年が経ち東京湾もきれいになり、生業として漁ができないこと、浦安漁業文化が途絶えたことを寂しく思う人も多かった。
海や山やそこで暮らす生き物たち、そして私たちの健康まで身売りすることが、地方の生き残りの最善の選択肢にはしたくない。エネルギーもこの機会に地産地消について考えてみましょうよ。
「真白な帆を上げて 旅立つ船に乗り 力の続く限り ふたりでも漕いでゆく
その力を与え給え 勇気を与え給え」今こそ聞きたい歌です。