地域循環型エネルギー

再生可能エネルギーの開発において、利益と利便性のみを優先すると、地球環境の保全という最大の目的を達成することが難しくなります。いま日本では、それがある限られた者たちにより行われ、結果的に再エネの乱開発を招いています。

環境保護の観点から見ると、短期的な経済的利益や利便性の向上は、持続可能な未来の確立において長期的かつ包括的な視点を欠いている可能性があります。

再生可能エネルギーの本来の目的は、地球環境への負荷を軽減し、持続可能な社会を築くことにあります。そのためには、環境への影響を最小限に抑えながら、経済的な発展と社会の利便性向上を同時に追求するバランスが求められます。

このバランスを心掛けて取り組んでいる自治体の多くは、地域循環型エネルギーを構築し、地元資源の有効活用と地元への還元を少しずつ実現しています。当別町でもこのような取り組みは着実に進んでいます。大資本や海外資本に搾取されず、地元による地元のためのエネルギーの地産地消に向けて、情報発信を行っていきます。

再エネの本来の利点

エネルギーの分散化
再生可能エネルギーは分散型のエネルギー供給を可能にし、中央集権的なエネルギーインフラストラクチャーに比べて安定性が高まり、災害時の影響を軽減できる。

コスト競争力の向上
再生可能エネルギー技術の進歩により、そのコストは低下しており、特に太陽光や風力発電は他のエネルギー源と競争力を持つようになっている。

持続可能性
再生可能エネルギーは自然の循環プロセスから取得されるため、無尽蔵に利用できる。これにより、資源の枯渇を抑制し、環境への負荷を軽減できる。

環境への影響の低減
再生可能エネルギーの採用は、化石燃料からの発生する大気汚染や温暖化ガスの排出を減少させ、環境に対する影響を低減する。

エネルギー安全保障の向上
再生可能エネルギーは多様な形態で発電でき、地域が自給自足できる可能性がある。これにより、エネルギー供給の安定性と安全性が向上する。

地球温暖化対策
再生可能エネルギーの利用は、温暖化や気候変動といった環境問題への対策の一環となり、持続可能な未来の構築に寄与する。

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【地域電力事例】ドイツ「シェーナウの想い」ドキュメンタリー映像

ドキュメンタリー「シェーナウの想い」(原題:Das Schönauer Gefühl)

南ドイツの黒い森に位置するシェーナウ電力会社は、チェルノブイリ原発事故後の反原発運動をきっかけに市民がつくった電力会社である。ふつうの親たちによる反原発運動が電力の地域独占体制を打ち破り、ドイツ初の自然エネルギー専門電力会社を生んだ。脱原発と自然エネルギーを推進し、現在はドイツ全土16万の顧客に自然エネルギーを供給している。

【映画の紹介】
ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州レラッハ郡にあるシェーナウという小さなまちの住民たちは、1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故を受けて立ち上がりました。
住民たちは、「節電キャンペーン」や「節電コンテスト」をきっかけに、電力供給会社に原発に頼らない電力供給、エコ電力の買取価格引き上げ、節電を促すための電力料金体制の導入を地元の電力会社に要請するも冷たくあしらわれてしまいます。そこで「自分たちで電力会社をつくる」ことを決心したシェーナウの住民たちが、自然エネルギー中心の電力会社を設立するまで軌跡を辿るドキュメンタリー映画です。

当別町民再エネ勉強会のお知らせ

町民主催の勉強会を開催します。

10月1日には、西当別風力発電の事業者による住民説明会が開かれました。環境アセスの手順に則り環境影響評価の現地調査が着々と進められています。手遅れになる前に、この事業の実態と私たちにとって最適な再エネについて一緒に勉強していきましょう。

今回は、10月29日に1回目を行い、1月ごろまでの日程で全3回の開催を予定しています。

現在、当別町では役場や商工会などによりエネルギー関連の勉強会や研究会が開かれています。この勉強会は、町民が中心になり住民に最適な次世代エネルギーを考える勉強会です。

気候変動などの環境問題、心身にまつわる健康への影響、電気代や設備の負担、補助金など家計への影響について、生活者としての観点でこの町のエネルギーについて一緒に考えてみませんか。

損保ジャパン「自治体新電力保険」について対話AIに聞いてみた

質問1 損害保険ジャパンの「自治体新電力保険」のいいところと悪いところを10個あげて

いいところ
電力調達費用の安定化が図れる。
自然災害による電力供給停止のリスクが軽減される。
電力価格変動のリスクが軽減される。
電力供給の安定性向上に貢献できる。
地域の経済活性化に貢献できる。
脱炭素社会の実現に貢献できる。
電力事業の収益性向上に貢献できる。
電力事業のリスク管理に貢献できる。
電力事業の経営改善に貢献できる。

悪いところ
保険料がかかる。
保険金が支払われないケースがある。
保険の適用範囲が限られている。
保険の条件が複雑である。
保険の申し込み手続きが煩雑である。
保険の解約手続きが煩雑である。
保険の契約内容を変更する手続きが煩雑である。
保険の事故が発生した際の対応が煩雑である。
保険の保証内容に不満がある場合の対応が煩雑である。

この保険は、自治体新電力事業者向けの保険であり、電力調達費用の安定化や自然災害による電力供給停止のリスク軽減などを目的として提供されています。しかし、保険料がかかる点や保険金が支払われないケースがあることなど、デメリットもあります。そのため、加入を検討する際には、メリットとデメリットをよく比較検討することが大切です。


質問2
電力会社向けの保険は他にもあるか?

はい、電力会社向けの保険は他にもあります。主な保険の種類は以下の通りです。

電力供給障害保険
電力価格変動保険
電力事業者賠償保険
電力事業者火災保険
電力事業者盗難保険
電力事業者人身傷害保険
電力事業者責任保険
電力事業者機械損害保険
電力事業者輸送保険
電力事業者建設保険

これらの保険は、電力会社が事業活動を行う上で発生するリスクを補償するものです。電力会社は、自社の事業活動に応じて、必要な保険に加入する必要があります。


質問3 この中で義務付けされている保険はあるか?

電力会社向けの保険の中で、義務付けられている保険はありません。しかし、電力会社が事業活動を行う上で、ある程度の保険に加入することは一般的です。例えば、電力事業者賠償保険は、電力会社が第三者に損害を与えた場合に、その損害を補償する保険です。この保険は、電力会社が電力供給を行う上で、必ず加入しなければならない保険ではありませんが、加入しておくことで、万が一の事故に備えることができます。


以上、この回答を検証する知識はありませんが、見解の部分は常識の範囲かと思います。

当別町ゼロカーボン勉強会 4回目

2023年7月18日(火)19時~21時、商工会館にて、当別町ゼロカーボン勉強会の第4回目が開かれました。

当別町や近隣におけるこれまでの取り組みの確認と現状の分析を行い、大まかな今後の方向性についてディスカッションを行った。

勉強会は商工会青年部が中心になり、役場の担当者や道総研の専門家のほかに、町内在住の20代から70代の広い世代が集まっている。町内の主要産業である農家の若手も参加している。

話が進むと、やはり行きつく先のキーワードは「地産地消」になる。それは電力エネルギーだけでなく、肥料や飼料にいたるまで課題や構想はとどまらない。

次回はこれまでの話を少し整理し、地域電力構想の具体化に向けて道内または道外での参考事例をまとめておく。

当別町ゼロカーボン勉強会

当別町商工会などが中心になって「ゼロカーボン勉強会」をやっています。7月で第4回になります。町のゼロカーボン推進事業が町全体にとってより良いものにするためには、まだまだ参加人数が少ないように思います。町役場の担当者からは町の現状について教えてもらえるし、道総研の専門家からは専門的な情報を得ることができます。比較的若い年代も参加者も多く頼もしく思いますが、もっといろいろな年代や立場でアイデアを出し合い、すべての町民に有益なゼロカーボンを実現したいものです。

第4回当別町ゼロカーボン勉強会

2023年7月18日(火)19時~21時
当別町商工会館2F

参加申し込みは、
電話 090-7514-0614(松岡さん)または、申し込みフォームから

町外からの参加も可能のようです。

漁業と洋上風力発電は共存可能か?

カーボンフリーと生物多様性の両立とはなにか、もっとうまいやり方があるんじゃないか。それを考える時間を地方の私たちにも与えてください。

当事者にしかわからないことがあるのは十分理解しているが、石狩漁協がメガ洋上風力に賛成したことは残念に思います。漁業も農業も、従事者でないみんなで守れるような社会は作れないでしょうか。

以前住んでいた浦安の漁協は、本州製紙の悪水放流や京葉工業地帯の埋め立て工事により漁業権を全面放棄した。隣の行徳や船橋だって将来に不安を抱いただろうが漁業を続けた。権利放棄の見返りもいろいろあったようだが、それから50年が経ち東京湾もきれいになり、生業として漁ができないこと、浦安漁業文化が途絶えたことを寂しく思う人も多かった。

海や山やそこで暮らす生き物たち、そして私たちの健康まで身売りすることが、地方の生き残りの最善の選択肢にはしたくない。エネルギーもこの機会に地産地消について考えてみましょうよ。

「真白な帆を上げて 旅立つ船に乗り 力の続く限り ふたりでも漕いでゆく
その力を与え給え 勇気を与え給え」今こそ聞きたい歌です。